【JAとぴあ浜松 管内】浜松市/セルリー 西久保 武揚さん

新規就農するにあたっては、栽培技術の習得や農地の確保等、多くの課題がありますが、受入先の師匠をはじめたくさんの地域の方々に協力していただいて、何とか農業経営を開始することができました。栽培に関しては勉強の日々で難しい面もありますが、一方で収穫の喜びも感じることができ、充実した毎日を送っています。また東京で生活していた頃より家族と過ごす時間も増えて、子供の成長を感じることができるのも農業を始めて良かったと思える点です。
地域に支えられて農業経営を軌道に乗せるべく奮闘中です
経営データ
作 目:セルリー、ハウスメロン、レッドキャベツ
規 模:67a(施設47a)
初期投資額:1,000万円
労働力:本人、妻
就農年月:平成24年4月
就農経験
東京で民間企業に勤務しておりましたが、幼い頃からの農業をやりたいという希望を実現するために、より確実に独立就農できる方法を探っていたところ、静岡県で充実した制度があることを知り応募しました。
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セルリーは播種から収穫までの期間がとても長く、高い栽培技術が必要とされています。少しの変化も見逃さないよう生育状況をよく観察し、病害虫対策などに注意しています。また、作物にとって一番良い条件は何かということを常に考えています。どこまでその環境を整えることができるかが重要で、作物が気持ちよく生育する手助けをするのが作り手の役割だと考えています。
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栽培に際しては、一つ一つの作業にはすべて意味があり、それを理解して取り組むようにしています。一見簡単そうに見える作業が、実は奥が深くとても重要だったりすることが多々あります。
どんな作物を栽培する場合でも、何か特別なことをやれば結果が出るということはなく、地道な作業の積み重ねが成果につながるのだと思います。
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就農するにあたって協力していただいた地域の方々や多くの関係者の思いに応えられるよう日々精進していきたいと考えています。
浜松は歴史あるセルリー産地で、冬から春にかけての生産量は日本一です。その産地に少しでも貢献できるよう経営規模を拡大して生産量を増やし、品質も追求していきたいです。